にゃんこの創作格言集


これまでの創作格言を、新しい順に掲載しています。


最新のいくつか5つだけ掲載して、過去の格言は古いものから消えていきます。たまに、見に来てくださいね!



ゆっくりと、焦らずに書くことだにゃー

 速く書きたい、と思う気持はわかるのですが、良い作品を時間をかけて書くことのほうが何倍も、あなたのためになります。そしてそれが、読者にも受け入れられる作品になるのです。落ち着いて、ゆっくりと、納得できる文字を重ねていきましょう──にゃんこより


自分を見詰めることが、小説を書くことなんだにゃー

 自分の心を静かに見詰める。相手の心も、優しい目で思考する。そうして人物を冷静に見ようとする心が、小説を生み出していきます。日頃から、いろいろな人の心のなかを、あたたかな目で見詰める訓練をして下さい。意地悪な心の先には、小説の創作世界はありません──にゃんこより


たくさん書く……それが最強の上達方法なんだにゃー

 どうしたら、もっとうまく小説が書けるのか。悶々として頭をかきむしり、悩み抜いても、書けないものは書けません。では、どうすればいいのかというと、書くのです。パラドックスのようですが、書けないときこそ、書くのです。書いて書いて書いて……、その先に見えてくる地平に、本当の創作の世界があります。スランプ脱出の方法、それは野球選手の1000本ノックのように、書いて書いて、書き抜けることです──にゃんこより


作家になる……、のではなく、作家を〈する〉のだにゃー

 作家になりたい、そうおっしゃるかたがいます。では、いますぐ書きはじめてください。書きはじめた時点で、あなたはもう、作家なのです。まだ本が出版されていない? 賞を取っていない? 小説で食べていない? そんなことは問題ではありません。作家は、小説を書く人のことを指すのです。作家になるのではなく、作家は〈する〉ものなのです──にゃんこより


何を書くか、そしてどう書くか。どっちも大切なんだにゃー

 何を書こうかと悩んでいるときこそ、小説創作では、いちばん楽しい時間なのです。悩みながら到達する喜びを知ってください。そして執筆に取りかかったとき、こんどは、どう書くのかという悩みに直面し、これも楽しみに変わります。どう書くかが大切な理由は、たとえば〈男女が出会って別れる話〉や〈人が殺されて犯人が捕まる話〉は、これまで無数に書かれてきました。つまり、どんなに陳腐に思える話でも、どう書くのかによって、読者に与える楽しみは無限に変化していくのです──にゃんこより